Twitchで配信した際の過去録画(VOD)を見返してみようとした時に、録画で配信区間の一部音声がミュートされていたという経験を持つ方も多いでしょう。
Twitchは行われた全配信を機械的にチェックしており、著作権の関係上Twitchで使用できない楽曲が混じっていた場合に自動で該当箇所の音声を全てミュートにするという処置を行っています。
特にCreativeなどの作業用配信ではBGMとして何か音楽を流す方が多いですが、著作権がTwitch以外にある楽曲をBGMとして流すことは基本的にNGです。
Twitch Music Libraryについて
著作権の問題を回避しつつ配信で音楽を流す方法としてはフリー音楽を拾ってくるという方法もありますが、実はTwitchは『Twitch Music Library』としてTwitch配信で流してもいい楽曲のリストを提供しています。
ライブラリ内の楽曲は”Spotify”や”Soundcloud”や”iTunes”といった音楽再生ソフトから全て無料で使用できます。
Twitch Musicの説明が全て英語でめげそうになりますが、楽曲使用に複雑な操作は要求されません。
今回の記事では対応曲の多い”Spotify”でTwitch配信に音楽を乗せる方法について書き残しておきます。
楽曲の選択
まずは使用する楽曲の選択です。
”Featured Playlists”と書かれているものの中から自由に選ぶことができます。
今回は最初なので使用楽曲の全リストが入っている上記のものを選択してみます。
”Spotify”と”Soundcloud”の2つのリンクが下にありますが、今回使うものはSpotifyなのでそちらを選択します。
Spotifyの登録と利用
Spotifyを選択するとSpotifyのWebサイトに移動します。
Spotifyは無料でストリーミング音楽を楽しむことができるサービスですが、無料とは言え会員登録が必要となっています。
会員登録には個人情報などは要求されません。必要なものはメールアドレスとパスワード(ログイン用)、さらにニックネームと生年月日と性別のみです。
既にSpotifyのアカウント持っている人はログインボタンから自分のメールアドレスとパスワードを入力して使っていただければいいのですが、会員登録がまだの方はサインアップのボタンを押して必要事項を入力してください。
なお、Spotifyは日本でもサービスを開始しているため会員登録からは日本語で操作を行えます。
登録が終わってログインするとそのままWeb上から音楽を再生することができます。
Spotifyはアプリもあるのでブラウザから音楽を流すのでは満足できない方はアプリをダウンロードしてみてください。
なお、Spotifyは無料で音楽を楽しめるサービスですが無料だからと言ってTwitchのライブラリに入っていない楽曲を自由に使っていいというわけではありません。そこだけは注意してください。
また、たまにこのライブラリ内の音楽を使っていても録画音声がミュートされてしまうことがあるそうです。
それは誤検知ですのでライブラリの曲を正しく使っていることを申請すればミュートが解除されるそうです。もしそうなった方がいたらミュートについてビデオマネージャから申請ができますので異議申し立てをしてみてください。
Twitch Musicのページ変更について
2018年12月頃からTwitch Musicの楽曲リストが見つからなくなっているようです。
新しく楽曲を提供してくれる人を探しているようですが、再開までしばらく待ちましょう。
海外コミュニティを調べてみると、ストリーミング上で流す音楽を使うには『Pretzel Rocks』がいいとのことでした。